運転資格 労働安全衛生法による就業制限
フォークリフトの免許とは?
よく皆さんは、「フォークリフトの免許もっているの?」
とか聞きますが・・・・ホントのところそんなもは、ないのであります。
最大荷重1トン以上が、フォークリフト運転技能講習修了者、
最大荷重1トン未満が、フォークリフト特別教育修了者といいます。
それで運転資格は、労働安全衛生法において運転業務を行うための資格が次のように定められています。
最大荷重1トン以上が、フォークリフト運転技能講習修了者、最大荷重1トン未満が、フォークリフト運転技能講習または、フォークリフト特別教育修了者。
私、今まで知りませんでした。
免許ではないので、この資格で道路(公道)は運転できないのです。
しかし、小型特殊免許、新小型特殊免許、大型特殊免許、所轄警察署長の許可がある場合、公道上で作業できるらしいです。
皆さん知ってました?
フォークリフトの種類
- カウンタバランスフォークリフト(よく見かけるやつです)
- リーチフォークリフト(たまに、よく見かけるやつです)
- サイドフォークリフト(知りません)
- オーダピッキングトラック(ホームセンターにありました)
- ウォーキーフォークリフト(昔、会社でみました)
フォークリフト運転技能講習修了者は、全てのホークリフトを運転できます。
今頃、この年齢で、なぜフォークリフト運転技能講習?
私が、「フォークリフト」の資格を欲しいと思った時は、まったく必要がない仕事をしていました。(必要な時に資格がなくて、いらないときに、資格を取得タイプです。)
昔、自動車会社に勤務していた時に800kgぐらいの台車を手押ししていた時、「フォークリフト」があれば、楽なのにと思いながら時間が過ぎていきました。今の仕事は電子関係の仕事なので、まったく必要がないしごとです。
でも、今この時にと思い4日間の講習に行きました。土曜日曜、次週の土曜日曜と分けて会社も休みで、しかも派遣会社の教育訓練で費用もタダです。しかし、資格取得後6か月は会社を退社できませんというものを、書かされました。
技能講習内容と時間
運転技能講習は学科科目と実技科目に分かれており、基本的には学科科目11時間、実技科目24時間の合計35時間を修了することが必要です。
所持している免許により運転技能講習の科目が免除になるため、最短で2日最長でも5日で取得することができます。
所持免許 | 講習時間 |
---|---|
特になし | 35時間 |
自動車免許、大型特殊自動車(限定)免許所持者 | 31時間 |
1トン未満のフォークリフトの特別教育受講後6ヶ月以上の運転経験者※特別教育修了証のコピー 事業主による3ヶ月以上の運転経験が証明できるもの 特定自主検査記録表の添付が必要 | 15 時間 |
大型特殊自動車免許(限定除く)、自動車免許または大型特殊自動車(限定)免許所持者で 1トン未満のフォークリフトの特別教育受講後3ヶ月以上の運転経験者 ※特別教育修了証のコピー 事業主による3ヶ月以上の運転経験が証明できるもの 特定自主検査記録表の添付が必要 | 11時間 |
運転技能講習 学科科目の内訳
運転技能講習の学科科目11時間の内訳は下記の通りです。
科目 | 時間 |
---|---|
走行に関する装置の構造及び取扱いの方法に関する知識 | 4時間 |
荷役に関する装置の構造、取扱い及び作業方法に関する知識 | 4時間 |
運転に必要な力学に関する知識 | 2時間 |
関係法令 | 1時間 |
運転技能講習 実技科目の内訳
運転技能講習の実技科目24時間の内訳は下記の通りです。
科目 | 時間 |
---|---|
走行の操作 | 20時間 |
荷役の操作 | 4時間 |
フォークリフトには、技能講習(1トン以上)と特別教育(1トン未満)とがあり、私が受講したのは技能講習です。
技能講習 | コース | 日数 | 受講料(税込) | テキスト代(税込) | 合計(税込) |
フォークリフト運転技能講習 | 11h | 2 | 16,800 | 2,200 | 19,000 |
31h | 4 | 39,800 | 2,200 | 42,000 | |
35h | 5 | 44,800 | 2,200 | 47,000 |
いよいよ、はじまりました4日間の31時間講習です。
初日です
私は、中型自動車免許を取得していましたので(昔の普通自動車免許です)31時間ですみましたが、免許がない方は35時間です。朝8時30分から17時だったとおもいますが、夏場でしたので大変暑かった記憶があります、教習所の方も、熱中症対策を真剣に考えてくれたので、少しは我慢できましたが、おっさんにはこたえました。
当日は、20名ぐらいで2班に分かれて教習しましたが講師の差があきらかにでました。厳しい方と、厳しくない方です。こんなのでよいのか?
初日からあぶなかったペーパーテスト
初日、受講申込書が提出していなかったので焦りましたが、
派遣担当が「行けば大丈夫ですよ~」
と言っていましたので行きましたが、焦りました。すぐに、写真を撮り願書みたいなものを書いて提出。早速授業です最初講師の挨拶があり説明してくれたのですが、
講師が、「本日最後にペーパーテストをしますが、もし不合格になると明日からはこなくてもいいです」
とおしゃりました。「はぁ~」みたいな感じでしたがようするに不合格になった時点で終わりということなのです。申告して一回だけ受けることができるらしいのですが、2回目のペーパーテストは1回目と違う問題が出題されるので、普通に考えて無理というはなしでした
寝てる奴もいた。
私は、真剣にテストに出題されるところをおばえましたが、難しすぎてこまりました。出題されるところをだいたい大まかに教えてくれるのですが、多過ぎました。ほとんど出題されませんでした。中には講義中に寝ている奴もいましたが、こっぴどく怒られました。でもその人達のことを思っていったのでしょうね。ペーパーテスト不合格で終わりなのですから
まぁ、私は奇跡的に合格しましたけど、大変あぶなかったです。とか言いながら2番目の成績でした。皆さん合格でした。寝てる奴も合格してました。(ある意味天才か?)
2日目 講師は見て分かってしまう不合格者
2日目からいよいよ実技です。講師より説明があり順番に「カウンターバランスフォークリフト」に乗車します。トルコン(AT)でしたのでとても楽でした。「今どきはATなのか?」と思いました。真っすぐ走って真っすぐバックしたり、パイロンを使用して8の字とかいろいろ練習しましたが、
講師には、練習しているこの時点で不合格者が誰か、わかってしまうという。
「カウンターバランスフォークリフト」は、1台(受講者10名)しかないので見ている時間のほうが長いので待っている時、ほかの人の運転を見たり講師に質問して勉強したりする。スマホを見たりする人がいますが、怒られます、私の担当講師は大変厳しい方でしたが素晴らしい講師でした。この日は、大変暑く1日中外だったので日焼けがひどかったです。
次の日会社に行くと、「あぁ~海に行って来たの?」と言われましたが、「いいえ、山に行ってきました」と答えました。(教習所が山の近くにありましたので、嘘ではない)
3日目隣席の男性が欠席
次週の土曜日、教室に行くと隣の席の男性が欠席してしまました。連絡もなく、携帯に電話してもつながらず欠席になってしまいました。遅刻した時点で教習時間が不足となり、希望者のみ次回の講習が受けられるとは言ってましたがどうなったか?はわかりません。講師は「多分着ていても、実技試験で不合格になったから」と言ってました。
プロが認める品質を普段使いに!
ワークマン
試験当日です
すぐに試験コースで練習しました。10名で順番に練習するので貴重な時間でした。もう忘れてしまいましたが、標準時間が6~7分ぐらいで時間オーバーすると減点となります。ほかにも、減点対象がたくさんあり、一度失敗すると失敗の連鎖で大量に減点する可能性大です。この班で一番のおっさんですので、中々厳しいものがありました。どの試験も「年齢は関係ない」といいますが、あれは嘘です、若い方が有利です。
私も大丈夫だと思ってましたが、飲み込みの速さ、瞬発力、勢いが全て若い方たちとは、ちがいました。
いよいよ実技試験開始時間になりました。
何時ごろから始まったのか?覚えてませんが3~4時頃だと思いますが順番は、机の番号順ですつまり初日の机に座ったというか、受講申込順です。講師の説明があり減点するところとかいろいろおしえてくれました。100点満点で70点以上が合格でした。
普通にしていればほぼ間違いなく合格するのですが、緊張しました。
結果発表
奇跡的に合格しました。私が終了すると、講師が時間を教えてくれて1分オーバーだの、減点が多いだの、「なんで、練習の時言ったことを守らんのか?」だの、「合格するかどうか分からん」だの、合格したのに怒られたのは、初めてでした、因みに(減点25点でした)
もし、不合格の場合再試験(希望者)があるそうですが、確かお金払って・・・・
講師が言ってましたけどみんなで終了し、合同で技能講習修了証を受け取らないといけないので合格しないとみんなの迷惑になると試験前に行ってました。
過去の試験不合格者は
目が悪い人
年齢
それと経験者無資格でフォークリフトを乗っていた人
無資格で長い間乗っていた方は、変な癖がついてしまい試験で減点になる操作、行動が多いため大変多いそうです。
しかし、合格できてよかったです。でも私の場合今すぐフォークリフトに乗ることがないので忘れてしまうでしょう。(次、フォークリフトに乗ったのは2年後になりました。)
フォークリフトの資格を取得したのは、2015年の夏のことでした。(現在2020年)